松戸の女児殺害受け防犯強化策 市が総合教育会議
★未だに「不審者探し」から脱皮できない視野の不備について
★悲惨な犯罪を減らしたい、無くしたい気持ちは皆さん同じだと思います。
どうすれば良いのか方法が判らないのでしょう?
どうぞ専門家に聞いてください。
犯罪社会学機会論はその答えを持ち合わせていますので。
★記事には、市が示した強化対策で福祉車両に云々…とありますがベトナム国籍の松戸市立六実(むつみ)第二小三年レェ・ティ・ニャット・リンさん(9つ)の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件を受け、松戸市は二十四日、総合教育会議を開き、リンさんが通っていた学校を含め市内の小学校の通学路に防犯カメラを増設することや、市役所などが使っている公用車のドライブレコーダー搭載を増やすなどの防犯強化策が示された。 (飯田克志)総合教育会議は本郷谷健次市長が主宰し、伊藤純一教育長、三人の教育委員(二人は欠席)が児童生徒の安全対策をテーマに協議した。事件では、六実第二小保護者会の元会長(二十日任期終了)の渋谷恭正(やすまさ)容疑者(46)が死体遺棄容疑で逮捕されている。本郷谷市長は会議後の取材に、自主運営の組織の在り方などを市教育委員会や保護者会と協議していく意向を示した。市側が示した見守りの強化策によると、福祉系事業者の車両四百台ほどに「防犯パトロール実施中」のステッカーを張ってパトロールをしてもらう▽地域住民が見回る「青色パトカー」(運行は午後~夜)に加え、市職員が青パトを使って登校の時間帯に巡回-などを実施する。
福祉車両に乗りながら「パトロール(見守り)」が本当に出来るのでしょうか?
職員の業務の更なる負担にならないのでしょうか?
また本来の福祉業務が疎かにならないのでしょうか?
パトロールをしてもらのではなくステッカーを貼ることによる
「視認性や当事者意識や縄張り意識」を高めてもらう、という主旨なら解かるのですが…。
(人の目や意識が犯罪企図者に対し犯罪は許さないということ、侵入は許さないということ、いつも見てるぞ!ということ、自分たちの事としてとらえてるのだ!ということ、を発信する)
プロのパトローラーでも判断できない「犯罪企図者」を「不審者」として
福祉系事業者や職員さんがどのように見分けるのか?
失礼ですが甚だ疑問なのです。
★この記事から読めることは、犯罪予防意識が「人」に視点が向かっていて防犯カメラの増設では、六実第二小の通学路に五月末までに三台を設置。この他、十月までに市内のほかの小学校の通学路に十八台を優先的に設置する。ドライブレコーダーは、搭載済みの市役所や支所で使う公用車三十五台に加え、二百三十一台に搭載する計画で、大半は夏ごろに取り付けを終える。防犯協会などが所有する青パト十八台にも搭載する。会議では、教育委員から、登校途中まで子どもに同行してもらうなど保護者の協力や、防犯の専門家を交えた対策の検討の必要性を指摘する意見があった。伊藤教育長は、子ども自身が危険を察知できるように「教育の質や安全の意識を転換していかないといけない」と述べた。会議の最後に、本郷谷市長が「家庭、地域、いろいろな人が連携を取っていくことが今まで以上に必要になっている」と述べ、さらに対策を検討していく方針を示した。
「環境」や「状況」や「場所」を向いていないのです。
ですからそんな防犯活動は止めた方が良いと私は考えるのです。
(止めろというのではありません、やらない方が良い場合が在るということです)
コメントはあくまでも記事を見た個人的な感想ですので松戸市や関係者各位に対して
批判してるものではありませんことをつけ添えます。
JCP主宰 防犯アドバイザー Abarth@JCP