2017年4月5日水曜日

女児殺害事件 新学期前に見守り強化 松戸市などで住民ら通学路を巡回

巡回やパトロールは良いこと。(みなさんお疲れ様です)

★しかしキチンと要点を把握した活動をしないと無駄になる可能性も。
ダラダラと集団で歩くパトロールは有効性が薄いという報告も。
ホットスポット(パトロール)が肝心なのである。

我孫子市の排水路脇で先月二十六日、ベトナム国籍の松戸市立六実第二小三年生だったレェ・ティ・ニャット・リンさん(9つ)の他殺体が見つかった事件を受け、松戸市や周辺自治体で子どもを見守る動きが広がっている。周辺の小学校で五日以降、新学期が始まるのを控え、ボランティアの地域住民や学校関係者、警察が通学路周辺を巡回し、子どもたちの見守りを強化している。 (中山岳、黒籔香織)
 リンさんは先月二十四日午前八時ごろに松戸市六実の自宅を出て小学校の修了式に向かう途中、行方不明になった。自宅の防犯カメラにはリンさんの姿が写っていたが、通学路の途中にある複数の防犯カメラには写っていなかった。
 リンさんを知る近所の男性(75)は「あの子が事件に巻き込まれるなんて悔しい」と憤る。男性は事件前からボランティアで通学路周辺を見回っていたが、二十四日朝はリンさんを見かけなかった。事件後はルートを変え、範囲を広げて見守り活動を続けている。
 松戸市の各小学校では五日から、新学期が始まる。六実第二小は、午前七時四十分~同八時二十分までの四十分間だった登校時間を、午前八時以降の二十分間に短縮。通学路で児童を一人にしないよう、できるだけ同じ時間帯に通学させる。通学路では教職員が見守り、当面の間、教員が引率し集団下校も実施する。
 リンさんが行方不明になった自宅周辺は、鎌ケ谷市や柏市などの市境が近く、両市を含め周辺自治体も警戒を強めている。
 柏市は五日に小学校の始業式があり、市教育委員会の約十五人の指導主事が、各学校の登校時に通学路周辺を車で巡回する。
 鎌ケ谷市は、六日から各小学校で新学期が始まるのに合わせ、警備会社などに委託している通学路の巡回の回数を増やす。我孫子市も新学期が始まる六日から、市教委職員らが通学路を巡回する。
 集団登下校の実施については、各市は学校の判断に任せている。松戸市教委学務課の担当者は「通学路の道幅が狭く車の交通量の多い地域もあり、一律に決められない」と話す。
 県警もリンさんの通学路周辺のパトロールを強化。警光灯などを備えた移動交番車を、松戸市や遺体が発見された我孫子市に派遣し、公園や商業施設周辺の巡回を続けている。(東京新聞 TOKYOWebより引用しました)

女児殺害事件受け 新学期を前に通学路の安全点検

地域安全マップは犯罪予測に有効である…が留意点がありますね。

先月、千葉県我孫子市で女の子が殺害されているのが見つかった事件を受けて、女の子が住んでいた松戸市内の小学校では、5日から新学期が始まるのを前に、通学路の安全点検が行われました。
4日は、松戸市内の相模台小学校の教職員10人余りが、通学路を歩きながら点検しました。
人通りが少なく、人の目が届きにくい死角になるような場所や、街灯がなく暗くなる場所などを地図でチェックしたり、写真を撮ったりしていました。

このあと小学校では、およそ40人の教職員を集めて、通学路を記したパネルに注意が必要だと判断した7か所の写真を示して、子ども1人で歩かせないようにしたほうがいい場所や、見回りを強化する場所などを確認しました。
この小学校では、新学期が始まる5日以降、地域の住民と協力しながら登下校の見守りを強化していくことにしています。

相模台小学校の深野富紀生校長は「通学路は安全だという意識があったが、今回の事件を教訓に、死角や危険な場所を教職員全員が認識することで、子どもたちの安全確保を図っていきたい」と話していました。4月4日 17時30分
(NHKWebNewsより引用しました 4月4日 17時30分

★この取り組みはとても重要なことで各地域でどんどん活用していって欲しいと考える。
しかし肝心なのは学校関係者・大人や地域住民のみならず子供も含めて周知していくことが大切。
先生たちだけで「危険な場所」を理解したような気になっては本末転倒である。
故にしっかりとした「地域リーダー」を育成することは喫緊の課題である。

#地域安全マップ #リーダー育成 #松戸市女児殺害事件

2017年4月4日火曜日

松戸市女児殺害事件(防犯ブザー)(NHKNewsWebより引用)

防犯ブザーは使えない

今月26日、千葉県我孫子市で女の子が殺害されているのが見つかった事件で、女の子のものと見られる防犯ブザーが見つかっていたことが、警察への取材でわかりました。防犯ブザーは使われた形跡がなく、警察は女の子が身の危険を周囲に知らせる間もなく、連れ去られた可能性があると見て調べています。
今月26日、千葉県我孫子市北新田の排水路脇の草むらで、松戸市に住む小学3年生でベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん(9)が首を絞められて殺害されているのが見つかり、警察は殺人と死体遺棄の疑いで捜査しています。

その後の調べで、茨城県坂東市の利根川の河川敷で、女の子がふだんランドセルにつけていたと見られる防犯ブザーが見つかっていたことが、警察への取材でわかりました。

この河川敷では、女の子のランドセルや、本人が着ていたと見られる衣服の一部も見つかっています。捜査関係者によりますと、この防犯ブザーは、ピンを引き抜くと警報音が鳴るタイプでしたが、ピンはそのままの状態で使われた形跡がなかったということです。

警察は女の子が身の危険を周囲に知らせたり、抵抗したりする間もなく、連れ去られた可能性があると見て調べています。
 ★防犯ブザーはいざというときに役立たないケースが多い。
そもそも使わなければならない状況(環境)こそ大人が真剣に危惧しなければならないし、何もせずにそんな場面を放置しておくのはいけない。
そんな土壇場の場面で子供が冷静に状況判断して防犯ブザーを使えるわけがない。
まず「危険性の高い場所」を「危険性の低い場所」に改善し、
さらに子供が自分で危険を察知し判断出来る教育をしなければならない。
モノに頼ると危険が増える(意識が薄れる)
使えないモノを持ち安心していてはリスクマネジメント的にはダメなのであります。
何度もいう。
防犯カメラや防犯ブザーだけでは犯罪は防げないのである。

#松戸市女児殺害事件 #防犯ブザー