女児殺害事件 新学期前に見守り強化 松戸市などで住民ら通学路を巡回
巡回やパトロールは良いこと。(みなさんお疲れ様です)
★しかしキチンと要点を把握した活動をしないと無駄になる可能性も。ダラダラと集団で歩くパトロールは有効性が薄いという報告も。
ホットスポット(パトロール)が肝心なのである。
我孫子市の排水路脇で先月二十六日、ベトナム国籍の松戸市立六実第二小三年生だったレェ・ティ・ニャット・リンさん(9つ)の他殺体が見つかった事件を受け、松戸市や周辺自治体で子どもを見守る動きが広がっている。周辺の小学校で五日以降、新学期が始まるのを控え、ボランティアの地域住民や学校関係者、警察が通学路周辺を巡回し、子どもたちの見守りを強化している。 (中山岳、黒籔香織)リンさんは先月二十四日午前八時ごろに松戸市六実の自宅を出て小学校の修了式に向かう途中、行方不明になった。自宅の防犯カメラにはリンさんの姿が写っていたが、通学路の途中にある複数の防犯カメラには写っていなかった。リンさんを知る近所の男性(75)は「あの子が事件に巻き込まれるなんて悔しい」と憤る。男性は事件前からボランティアで通学路周辺を見回っていたが、二十四日朝はリンさんを見かけなかった。事件後はルートを変え、範囲を広げて見守り活動を続けている。松戸市の各小学校では五日から、新学期が始まる。六実第二小は、午前七時四十分~同八時二十分までの四十分間だった登校時間を、午前八時以降の二十分間に短縮。通学路で児童を一人にしないよう、できるだけ同じ時間帯に通学させる。通学路では教職員が見守り、当面の間、教員が引率し集団下校も実施する。リンさんが行方不明になった自宅周辺は、鎌ケ谷市や柏市などの市境が近く、両市を含め周辺自治体も警戒を強めている。柏市は五日に小学校の始業式があり、市教育委員会の約十五人の指導主事が、各学校の登校時に通学路周辺を車で巡回する。鎌ケ谷市は、六日から各小学校で新学期が始まるのに合わせ、警備会社などに委託している通学路の巡回の回数を増やす。我孫子市も新学期が始まる六日から、市教委職員らが通学路を巡回する。集団登下校の実施については、各市は学校の判断に任せている。松戸市教委学務課の担当者は「通学路の道幅が狭く車の交通量の多い地域もあり、一律に決められない」と話す。県警もリンさんの通学路周辺のパトロールを強化。警光灯などを備えた移動交番車を、松戸市や遺体が発見された我孫子市に派遣し、公園や商業施設周辺の巡回を続けている。(東京新聞 TOKYOWebより引用しました)