2017年4月1日土曜日

女児殺害事件受け通学路で防犯カメラ増へ 千葉 松戸

今月26日、千葉県我孫子市で、小学生の女の子が殺害されているのが見つかった事件を受けて、女の子が住んでいた千葉県松戸市は、市内の小学校の通学路で防犯カメラを増やしていくことになりました。
 ★  このNHK Web News を見る限りでは松戸市の防犯レベルは低いようだ。
危険性の高い場所」は「危険性の低い場所」に改善すべきだし
危険性の高い場所」に「防犯カメラの設置」をしても「危険性が高い」ことは変わらない

防犯・監視カメラが有効に防犯に役立つのは閉ざされた敷地や領域性が明確な場所であり
(例えばマンションで管理人が常駐している状態や、警備員や警備会社が管理している企業の施設など)
公共の不特定多数が出入りできる場所では効果は薄いと言わざるを得ない。

そして防犯カメラの機能が充分に発揮できるのは「カメラ画像・映像」を「監視できる目」が働いていることが前提であり、且つ「問題が発生したときに」「すぐに現場に行ける」「人員配置」が出来ていることが重要なわけで「危険な場所」の「犯罪行為」の「映像を録画」することではないのである。

過日、犯罪行為が行われた場合に「犯罪者の検挙」には有益だがそれ以上の効果はあまり期待出来ないであろう。

安全が担保されない「安心感」だけを求めるために「過剰な設備投資」は必要なのだろうか?
今一度市民は考察するべきだろう。(公的資金…市税が使われるのである)

ましてや増設したカメラ映像は誰がどのように監視し、そして録画画像をどのように安全に管理するのか?
まず人員の問題があり、更に録画した映像が外部へ流出しないのかは、これもまた疑問である。

地域住民がおのおのリスク管理意識を高めて「領域性」と「監視性」を高めれば事足りるのである。


#松戸市女児殺害事件 #防犯カメラ #防犯カメラの有効性

今月26日、我孫子市北新田の排水路脇の草むらで、松戸市に住む小学3年生で、ベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん(9)が、首を絞められて殺害されているのが見つかり、警察は、殺人と死体遺棄の疑いで捜査しています。
この事件では、女の子が登校のため自宅を出てまもなく、連れ去られた可能性があると見られています。
このため松戸市は、登下校の安全確保を強化する必要があるとして、市内にある45の小学校の通学路を対象に、防犯カメラを増やしていくことになりました。
現在、市が設置したり補助で設置したりした防犯カメラは323台あります。市では今後、市内の防犯協会や地域の自治会から、情報を提供してもらい、人通りが少ないなど危険性の高い場所から、順次防犯カメラを設置していくことにしています。
松戸市市民安全課の菊地治秀課長は「防犯カメラを増やすことで、子どもたちや保護者の安心、安全につなげたい」と話しています。
(以上NHK Web News より引用しました 3月31日 6時35分

2017年3月28日火曜日

千葉県松戸市の女児行方不明(誘拐・殺害)事件について思うこと

千葉県松戸市 女児行方不明事件(リンさん)
(東京新聞 TOKYO Web より引用)


二十六日午前六時四十五分ごろ、千葉県我孫子市北新田の排水路脇の草地で、女児が死亡しているのを釣りの男性が発見した。県警によると、同県松戸市で二十四日から行方不明になっていたベトナム国籍の小学三年、レェ・ティ・ニャット・リンさん(9つ)=松戸市六実=と確認された。首に絞められたような痕があり、県警は殺人・死体遺棄事件と断定、捜査本部を設置した。
 捜査本部によると、リンさんは衣服を身に着けておらず、体の左側を下にして倒れていた。近くで服や靴、持ち物は見つかっていない。捜査本部は司法解剖して死因を調べる。
 県警と松戸市教育委員会によると、リンさんは二十四日午前八時ごろ、小学校修了式に出席するため家を出た。だが登校せず、学校から連絡を受けた家族が同日午前十一時ごろ、捜索願を出した。小学校と遺体発見現場は約十キロ離れている。リンさんは普段、一人で歩いて登校しているという。
 リンさん宅と学校は直線距離で約六百メートル。歩いて十分強かかるといい、その通学路の中間地点で見守り活動をしていた住民は当日、姿を目撃していない。
 県警によると、リンさんはベトナム国籍の両親と弟の四人暮らしで、父親(34)は自営業だという。二〇一五年十二月、川崎市から松戸市に転居した。リンさんは行方不明になった当時、茶色のセーターの上に灰色のパーカ、ピンクのズボン姿で、黄色の通学帽をかぶり赤いランドセルを背負っていた。
 リンさんが二十四日午前八時ごろに自宅を出た後、学校との間で、一人でいたとの目撃情報があるほか、同日夕方、自宅から約三キロ以上離れた松戸市内の公園近くで、リンさんと特徴の似た女児を見たという情報も寄せられているという。母親(30)と弟(3つ)は当時、ベトナムに帰省していた。
 現場は利根川のすぐ近くで、JR取手駅から南西に約二キロの田んぼが広がる地帯。
との報道がなされている。

非常に痛ましく残念な形での女児発見となってしまいました。
ご家族やご関係者様の深い悲しみを憂慮しご冥福を祈ります。

このような事件の発生を見聞きするたび胸が痛むのと、
これからの「日本社会を支えていく」であろう「有望であり将来性のある小さな生命」が、いとも簡単に瞬間的に失われてしまう無念さを何もできずにいる不甲斐なさを自ら痛感している。(故に微力ながら、このブログを通して啓発活動を行っている)

他のサイトを少し検索してみると
松戸市では「地域住民による見守り」や「パトロール」も為されてたという。

しかしながら痛ましい事件は発生してしまった。
なぜ予測して予防出来なかったのか?
考察してみようと思う。